他者とのかかわり
2018-02-05 22:22:47
すかさず! 大きな声で! スマイル!!
私(たち)は,あなたのことを誰よりも精一杯愛している。
みなさん,こんばんは。
教員養成私塾「鍛地頭-たんじとう-」です!!
本日のテーマは「他者とのかかわり」です。
前回の記事で,私の職歴について触れましたが,
今回は「販売職」関連のお話です。
販売職といっても様々で,
子ども服,ドラッグストア,業務用スーパー,雑貨店などを経験しました。
唯一,飲食店の経験はないですね。
(食べる方が好きなので・・・笑)
ところで,みなさんは,
お店でレジの方を気にされたことがありますか?
実は,レジ業務は「お店の看板」なのです。
直接お客さまと対話する機会が多いため,
とても重要な役割と言えます。
「いらっしゃいませ」から
「またお越しくださいませ」までの
限られた短い時間の中で,
そのお店の価値が決まると豪語して良いくらい,
とても大切な業務なのです。
特に食品レジでは,
商品のバーコードをスキャンした際,
その商品の値段が間違っていないか,
お客様と確認する意味もあり,
「読み上げ」という作業をします。
商品一つひとつを,
「○○円」「○○円」と声に出すことで,
お店側の値段表示のミスや,
お客様の値段認識の間違いを防ぎ,
合計が出るまでの間のシ~ンとした時間を
無くすという目的もあります。
さて,つい先日,
近くのショッピングセンターに行った時のことですが,
「喋るレジ」を初めて体験しました。
その「読み上げ」をレジそのものがするという状況にビックリして,
思わず店員さんに話し掛けてしまいました。
(イメージ)
私 :「レジが読み上げする時代なんですね」
店員:「そうなんですよ~。便利になりましたよね」
私 :「昔は,読み上げしなさいとうるさく指導されていたのに,
今はそれを機械がやるのか~・・・」
店員:「今まで指導されていたことを急にやるなと言われると,
それもまた淋しいというか・・・」
どんどん便利になる世の中ですが,
必要なものまでも
便利だからと機械化してしまうのは
いかがなものかと感じました。
「読み上げ」という作業があったからこそ,
お客様との対話が成り立ち,
お互いの信頼に結びついたのです。
また,どの会社でも取り組んでいたことは「明るい声」「明るい笑顔」でした。
必ずお客様の目線に立ち,
お客様の立場で考えることでした。
これって,教育の世界にも言えることなのではないでしょうか?
塾長が,
「教育の世界にも不易流行がある。」
と言っていました。
それを思い出したのです。
「変わっていくもの・変えていくもの」
と
「変わらないもの・変えないもの」。
何を変えて,何を変えないかということは,やはり,
眼前の児童生徒の成長を見取り,
児童生徒とのかかわりを中心に
発想していかないといけないのではないのか
と。
日々,勉強です。はい。
【「不易流行」を説いた松尾芭蕉】
(文責 副塾長)