情報共有でこどもの良さをどんどん伸ばそう!!
2018-06-03 18:59:26
すかさず! 大きな声で! スマイル!!
私(たち)は,あなたのことを誰よりも精一杯愛している。
みなさん,こんばんは!!
「生きる自分への自信を持たせる
鍛地頭-tanjito-」副塾長の住本小夜子です。
本日のテーマは【情報共有でこどもの良い点を伸ばす】です。
私たちは,日常,「伝える」という行為を多用しています。
普段,誰かと会話することも,「伝える」ことですよね。
もう一つ,例を挙げますね。
例えば,ほとんどの保育所・幼稚園で活用されている「連絡ノート」。
このノートを使用し,保護者(家庭)と保育所・幼稚園とでこどもの様子(情報)を共有しています。
毎日,連絡ノートを記入されている保護者も多いと思いますが,
どのように書かれていますか?
日曜日は,兄妹で喧嘩しながらも仲よく遊んでいました。
どのようにしたら仲よく遊べるのか,自分たちでしっかり考え,
解決できたことで,また一つ成長できたと思います。
ご飯は,大好きなうどんを食べました。
うどんの中の苦手な野菜も「みんなで食べるとおいしいね~。」と言いながら,
頑張って食べていました。
青枠及び赤枠はどちらも,
○ 兄妹で遊んだこと
○ うどんを食べたこと
を伝える内容になっています。
でも,赤枠の方が何だか読んでいて嬉しくなりませんか?
では次に,
保育所が伝えるこどもの様子を比べてみましょう。
(次の伝達内容は,私が比較しやすいように作文したものです。)
今日は,午後に避難訓練がありました。
サイレンにびっくりして少し涙が出ましたが,最後まで頑張りました。
「怖かったけど泣かんかったよ~。」と強調して言っていました。
給食は,苦手なブロッコリーを残しましたが,
「頑張る!!」と言って一口は食べました。
日中は外に出て,お友達とままごとをして遊んでいました。
これに関しても,
上述した保護者の「連絡ノート」と同様のことが言えませんか?
そこで,質問です。
青枠と赤枠の伝達文(情報)で何が異なっているのでしょうか?
分量もそうですね。
会話文が挿入されているかいないかで,
具体的な状況が伝わるか,伝わらないかといった違いもあります。
しかし,決定的に異なっているのは,
状況(情報)を伝える側の意識なのですね。
もっと,具体的に述べれば,
赤枠の伝達内容には,
こどもができたことを「できましたよ~!」と
評価する,伝える側の意識(下線部)があるのです。
小学校から行われている総合的な学習の時間などは,
児童生徒の良い点や伸びた点を文章などで評価しています。
児童生徒の良い点をどんどん伸ばす!!
これは特別支援教育(療育)の考え方でもあります。
私はいつも,
こどもとのコミュニケーションの一つとして,
こどもの帰宅後,
「今日は,保育所で何したの?」
「今日は,小学校で何したの?」
と,必ずこどもたちに尋ねます。
3歳の娘の言語発達は,
(私が)娘の伝えたいことを,やっと理解できるようになった段階ですけど。
(たまに理解できず,逆切れされますが・・・)
私(保護者)と保育所や小学校との情報共有ができていれば,
両者間でこどもの良い点,悪い点を明確に認識でき,
悪い点は両者で改善するように努力できるし,
良い点は両者でますます伸ばすことができるのです。
情報共有でこどもの良さをどんどん伸ばしましょう!!