家庭で行う食育―「集団指導と個別指導」の観点も交えて―〔その3〕
2018-03-01 12:21:23
すかさず! 大きな声で! スマイル!!
私(たち)は,あなたのことを誰よりも精一杯愛している。
みなさん,こんにちは!!
「生きる自分への自信を持たせる
鍛地頭-tanjito-」の副塾長,住本小夜子です。
長々と書き綴ってきた「食育シリーズ」ですが,
これで完結する予定です。(笑)
↓これまでの記事↓
本日の記事は,我が家で取り組んでいる
「家庭での食育」をお伝えします。
現在,我が家では,娘の「偏食」について,家族でどのように取り組んでいくべきかと
思考錯誤を繰り返しています。
保育所では残さず食べることができる娘も,
家庭では,食材や調理された物を見た目で判断してしまうのでしょうか,
嫌疑を掛けたおかずは一切食べようとはしません。
なぜ保育所では食べるのか?
それは,恐らく周りにお友達がいるからでしょう。
苦手な食べ物でも,お友達が食べているから,
娘もがんばって食べるのでしょうね。
極論すれば,
集団(周囲のお友達)の持つ力が個(娘)を成長させているのだと思います。
そして,個が成長すれば,自ずと集団も成長する。
苦手な食べ物を食べている娘を見て,
周囲のお友達も食べるというわけです。
だから,家庭では,娘も甘えるのでしょうね。
でも,保育所や幼稚園が「食育」に熱心なのですから,
家庭の食生活が乱れていたら元も子もありません。
保育士さんのように,
娘に「食べてみようかな」という気持ちを起こさせるために,
我が家で行っていることは,次の五つです。
1 家族みんな揃って,ご飯を食べる。
2 食事の時間は楽しいと思える環境をつくる。
3 お手伝いを通して,食の有り難さを知る。
4 食事の挨拶「いただきます。」「ごちそうさま。」と言える。
5 「おいしいね~」を合言葉に食べ物に感謝する。
これらのことを認識できれば,
娘の偏食も直るのではないかと思ったのです。
働いていると,子どもたちと一緒に過ごす時間も限られてしまいます。
でも,簡単でもいいから,
必ず手づくりで食事を用意するようにしています。
その様子を,娘(や息子)はいつも隣でじっと見つめ,
「ままごと遊び」で再現しているのです。
何でも「これ何?」と尋ねる幼い時期だからこそ,
「食」に関心を持ってほしい,
五感を使って,「食」について学んでほしい,
と思うのです。
それとともに,
お腹がすくリズムを整えたり,
食べたい物や好きな物が増えたり,
楽しく調理して,会話を弾ませながら食したり,
食材の話題に興じたりすることは,
何も子どもたちだけではなく,
大人も同様であることを考え合わせてみるならば,
「食育」は大人のためのものでもあると思うのです。